1: 帰って来た仕事コナカッタ元声優φ ★ 2014/02/20(木) 15:43:59.64 ID:???
核兵器の非人道性に焦点を当てた論議が国際社会の中で高まりを見せている。

 メキシコで先日開かれた「核兵器の非人道性に関する国際会議」では、
核兵器の非合法化に向けた動きを加速するよう各国に求める議長総括を発表した。
昨年3月にノルウェーで初めて開かれ、今回が2回目。日本も含め、
参加国は前回の127カ国を超え、国連加盟国の4分の3に当たる146カ国に上った。

 核拡散防止条約(NPT)で核保有が認められている
米国、ロシア、フランス、英国、中国の5カ国は参加しなかった。

核廃絶の早期実現は難しいとしても、反対する国々が連帯する意義は大きい。
核兵器は「絶対悪」との認識を世界に広め、核保有国に核を使いにくくさせることもできるからだ。
日本は唯一の被爆国として、取り組みの先頭に立たねばならない。

議長総括は、核兵器の使用や不慮の爆発が健康や経済活動に長期にわたって
深刻な影響を及ぼすことを指摘し、法的拘束力を持つ国際規範で非合法化する必要性を訴えた。
前回会議よりも踏み込んでおり、評価できる。

日本代表団の一員として参加した日本原水爆被害者団体協議会の藤森俊希さん=茅野市=は、
多くの被爆者が白血病などで苦しんできた実態を報告。
「核兵器が非人道的でなく何なのか」と訴えた。原爆惨禍を詳しく知らない参加者もおり、関心を集めた。

被爆者が熱心な活動を展開したのに対し、政府関係者の発言は目立たなかった。
日本は核廃絶を訴えながら、非人道性や不使用を訴える有志国の声明への署名拒否を繰り返した経緯がある。
安全保障面で米国の「核の傘」に依存していることに配慮したためとされる。
昨年ようやく署名したが、声明が非合法化に触れていなかったことが決断した理由だった。

この声明を推進したノルウェーは核を保有する米英仏が入る北大西洋条約機構(NATO)に加盟し、
日本同様、核の傘に守られている。それでも、核を含め熱心に軍縮に取り組んでいる。

冷戦が終わった欧州と、中国の軍事大国化や北朝鮮の核問題を抱える東アジアでは安保環境が違うとしても、
核廃絶運動が盛り上がれば保有国も無視できなくなるのではないか。
日本政府は核抑止論に傾くことなく、核兵器の非合法化のルールづくりでリーダーシップを発揮すべきだ。

http://www.shinmai.co.jp/news/20140220/KT140219ETI090002000.php

引用:http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1392878639/
【【信濃毎日新聞/社説】核廃絶運動が盛り上がれば中国・北朝鮮らも無視できなくなる。日本が非合法化の旗振りを】の続きを読む