1: 壊龍φ ★ 2014/02/22(土) 13:02:26.27 ID:???
 親が育てられない子供を匿名で受け入れる中国版「赤ちゃんポスト」に入れられた新生児や幼児のうち、99%が何らかの
病気や障害を持っているとの統計が今月、報じられた。目前の医療費や将来の養育費などの負担を悲観した保護者が
育児を放棄したものとみられる。2011年に始まった中国版赤ちゃんポストの設置は急速に広まりつつあり、児童福祉や
社会保障の在り方をめぐり論争を呼んでいる。(田中靖人)

■全国に広がる制度

 中国中央テレビ(CCTV)が11日に報じた内容によると、福建省アモイ市の赤ちゃんポストで1月5日午前4時すぎ、
2歳未満とみられる女児が入れられた。女児は脳水腫を患い下半身マヒで、「すでに30万元(約500万円)以上の
医療費を使い、負担を続けることができない」という趣旨のメモが残されていた。

 中国共産党機関紙、人民日報が運営するサイト「人民網」の17日付の記事によると、中国版赤ちゃんポストは「棄嬰
安全島」と呼ばれ、児童福祉施設の正門近くなどに設置される。内部には空調や幼児用のベッドが備え付けられ、
赤ちゃんが入れられると5~10分後に警報が鳴り、施設の職員が駆けつける。

 11年6月に河北省石家荘市の社会福祉施設に設置されたのを皮切りに広まり始め、現在は省や自治区、中央直轄市
など34の一級行政区のうち、天津市や黒竜江省など10行政区で計25カ所の赤ちゃんポストが運用されている。さらに
18行政区で同様の計画が進行中という。

■実態は…

 赤ちゃんポストは日本では現在、熊本市の慈恵病院が唯一、「こうのとりのゆりかご」と命名して運用。最近では、連続ドラマ
「明日、ママがいない」の内容をめぐり同病院が抗議したことで、関心が集まった。ただ、中国の場合、日本とは事情が大きく
異なるようだ。

 11日のCCTVの放送によると、広東省広州市では1月28日に運用を開始したところ、2月10日までのわずか13日間で、
51人が入れられた。そのうち3分の2がダウン症だという。

 17日の人民網の記事は、政府から委託を受け児童福祉事業を展開する中国児童福利養育センターの統計として、
赤ちゃんポストに入れられた幼児の約99%が何らかの病気や障害を持っていると報じている。また、「遺棄」の主な原因として、
高額の医療費が支払えないことや将来の「特殊教育」の費用への懸念を挙げ、「わが国の児童福祉制度が不完全であることを
示している」と指摘している。記事では報じていないものの、中国特有の「一人っ子政策」も背景にあるとみられる。

■政府も対策を検討

 中国でも当然、子供の遺棄は刑事罰の対象となる。ただ、民政省は赤ちゃんポストについて「生命至上(主義)と子供の
利益優先の原則に基づいており、未成年者保護法の精神や刑法と矛盾しない」としている。民政省は子供の医療制度の
充実や障害者家庭への支援金などの制度創設を検討しているという。人民網の記事は、石家荘市の社会福祉院の院長の
話として「われわれは社会が子供を遺棄する行為を変えることはできないが、さまざまな手立てを考えることで、遺棄された子供の
将来を変えることはできる」と伝えている


msn産経ニュース: 2014.2.22 12:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140222/chn14022212000002-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140222/chn14022212000002-n2.htm

引用:http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1393041746/
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