クロアチアで行われた「ゴールデンスピン・オブ・ザグレブ」で、キム・ヨナ（23）は204．49点で金メダルとなった。
安藤美姫は2位、ロシアのエリザベータトックタミシェバが3位。キム・ヨナが9カ月ぶりの復帰戦で変わらぬ最高の技量を披露したと、複数の韓国メディアが報じた。

韓国メディアは、10年来のライバルであるキム・ヨナと日本の浅田真央が、それぞれ別の大会で似たようなスコアで勝利し、ソチオリンピックがさらに楽しみであるとの期待を強めた。
韓国メディアは、「キム・ヨナはナンバー1らしい圧倒的な実力を誇示した」と絶賛し、
別の大会で同日の1位になった浅田真央については、せっかくの好成績も「パッとしないもの」と、厳しい見方をした。

一方で、キム・ヨナが出場した競技は格下の大会だっと認めたものの、「右足の負傷から回復するかどうかを調べてみる体調チェックの次元だった」と弁護した。

浅田真央はトリプルアクセルに不安を残したが、ホームという利点がそのまま反映され、最終的にも優勝することができた。
韓国メディアはキム・ヨナについて「体力的な準備が少なかった」、「遠征試合であり競技場のサイズも氷質も合わなかった」
などと不利だって点を列挙した上で、「この悪条件を勝ち抜いたという点で、再びフィギュア女王の地位を固めた」と強調した。

また、キム・ヨナのジャンプなどの技術の完成度は圧倒的であり、
ショートプログラム「悲しみのクラウン」とフリースケーティングの「アディオス・ノニーノ」はキム・ヨナの豊かな表現力を引き立たせる傑作と評価されたと伝えた。

キム・ヨナは9日の午後に韓国に帰国し、ソチ五輪に向けた準備を続ける。（編集担当：李信恵）

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1209&f=national_1209_004.shtml